「七五三の前に」「入学式の後に」という理由で家族写真を撮りに来る方が多いです。それはもちろん大事な記念です。でも、撮影の仕事をしていると、「記念日」より「今の顔」の方が後で価値が出ることが多いと感じます。
子どもの顔は、半年で変わる ¶
3歳と3歳半では、顔が違います。5歳と6歳でも、全然違う。「来年でもいいか」と思っているうちに、今の顔は消えます。記念日でなくても、「なんとなく今の顔を残しておきたい」という直感は正しいです。その直感が来たときが、撮り時です。
親の顔も、残しておく ¶
家族写真というと子どもが主役になりがちですが、親の顔も残しておいてほしいです。子どもが大人になったとき、「お父さんはこんな顔をしていた」「お母さんはこういう笑い方をしていた」という写真は、子どもにとって大切なものになります。撮影のとき、親御さんにも積極的にカメラを向けるようにしています。
スタジオとロケーション、どちらを選ぶか ¶
スタジオは光が安定していて、子どもが動き回っても対応しやすいです。ロケーションは場所の記憶が写真に残ります。「この公園でよく遊んでいた」「この川沿いをよく歩いた」という場所で撮った写真は、後で見たときに場所の記憶も一緒に蘇ります。どちらがいいかは、何を残したいかによります。
撮影の頻度について ¶
毎年撮る必要はないと思っています。でも、3〜4年に一度は撮っておくと、変化がよく分かります。「前回撮ったのはいつだっけ」と思ったら、それが撮り時かもしれません。撮影の相談は、よくある質問をまとめていますので、そちらも参考にしてください。
家族写真の撮影は、準備に時間をかけすぎなくていいです。今の顔を残すことが目的なので、今の服で来てもらえれば十分です。